数学の完全なシステムを構築しようとしたヒルベルト。
その「不可能性」を明らかにしてしまったゲーデルやチューリング。
一方で、その「可能性」の限界に挑んだもう1人の天才ゲンツェン・・・・・。
彼らの格闘は、現代のコンピュータ科学でも再演される。
「不完全性定理」「無矛盾性証明」「P対NP問題」など、
現代数学の核心を最新アップデートしたうえで徹底解説、
さらには近年注目の人工知能の話題にまで架橋する野心作。
「計算」や「論理」がいかにして現実を変革するのか?ヒルベルト、ゲーデル、チューリング、ゲンツェンら天才たちの挑戦は、いまコンピュータ科学を経由して、世界に大転換をもたらしつつある。
「不完全性定理」「P対NP問題」などの論争の歴史を最新アップデートし、「人工知能」の未来にまで架橋する数理論理学の決定版!
照井/一成
1971年生まれ。
慶應義塾大学大学院文学研究科修了。
国立情報学研究所助手・助教授などを経て、京都大学数理解析研究所准教授。
専門は数理論理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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