<b>Ruby入門書の定番!!</b>
初版刊行から10年のロングセラーが第4版に改訂。
Rubyを基礎から学び、使いこなすための入門書。
プログラミング初心者でも読み解けるように、
チュートリアル、基礎、クラス、実践とテーマを切り分けて平易に解説。
Ruby 2.0とRuby 1.9に対応。
<b>第1部 Rubyをはじめよう</b>
<b>第2部 基礎を学ぼう</b>
<b>第3部 クラスを使おう</b>
<b>第4部 ツールを作ってみよう</b>
Rubyはしばしば「国産言語」と呼ばれています。
確かに設計者である私は間違いなく日本語を話す日本人ですし、
Rubyの代表的な実装であるCRubyのコア開発者の多くも日本人です。
しかし、Rubyの開発と進歩に多少なりとも貢献している人の多くは日本人ではありません。
JVM上で動作するJRubyやC++で実装されたRubiniusなどの主開発者はアメリカ人ですし、
MacRubyやRubyMotionの主開発者はベルギー人です。
さらにいえば、Rubyを素晴らしいものにしてくれているRubyコミュニティについて考えても、
その活動の多くは日本以外で行われています。
Rubyを代表するカンファレンスであり、最古のカンファレンスでもあるRubyConfは
過去すべてアメリカで開催されていますし、その他のカンファレンスもアメリカ、ヨーロッパ、
アジアなどほとんど世界中で開催されています。
このような人々の努力の結晶である言語であり、コミュニティであり、文化であるRubyを、
それが日本で生まれたという事実だけをもって「国産」と呼ぶのは私にはどうにも抵抗があるのです。
しかし、日本には世界中に誇れるものがあります。
ひとつはもっとも早い時期から立ち上がったコミュニティです。
いろいろな国を訪れましたが、日本のコミュニティレベルは世界最高レベルだと言っても良いと思います。
もうひとつは、経験の長いコミュニティメンバーの存在です。
誰よりも長くRubyを使い、イベントや実際の開発を通じて、
Rubyにまつわるさまざまな文化を生み出してきた人材は貴重な宝です。
本書はその貴重な宝となる人材が、新しいコミュニティメンバーを歓迎するために書かれた書物です。
過去、3つの版は数えきれないほどの「新人」をRubyコミュニティに迎え入れるじお手伝いをしてきました。
今回、Rubyの最新版に対応したこの第4版は、より詳しく、よりわかりやすくなっているので、
皆さんがRubyに慣れ親しむのに役立つことでしょう。
そして、この本を学ぶことで、皆さんが本書のタイトルにあるような
「Rubyの楽しさ」を発見することができるようにと心から願っています。
(「監修者まえがき」より)
高橋 征義(たかはし まさよし)
札幌出身。
北海道大学卒。
Webアプリケーションの開発に従事する傍ら、日本Rubyの会を設立し、
以降現在まで同会代表をつとめる。
2010年からは株式会社達人出版会にて電子出版事業に注力中。
著書に『たのしいRuby』『Rails3レシピブック 190の技』(共著)など。
好きなメソッドはattr_accessor。
好きな作家は新井素子。
後藤 裕蔵(ごとう ゆうぞう)
福岡県出身。
九州工業大学卒。
株式会社ネットワーク応用通信研究所取締役。
1999年、jusによるイベント「Rubyワークショップ」でRubyと出会う。
以来、Rubyに関する雑誌記事の執筆や
標準添付ライブラリのwebrickおよびopensslのメンテナとしてもRubyに関わる。
好きなメソッドはEnumerable#inject。
好きなロックバンドはピンクフロイド。
まつもと ゆきひろ
鳥取県出身、島根県在住。
Rubyの創始者。
Rubyのソースコードを眺めていると、
自分が書いたのではないコードの割合がだんだん増えているのを見て残念のような、
コミュニティの成長を感じて喜ばしいような。
Ruby2.0もよろしく。
高橋/征義
札幌出身。
北海道大学卒。
Webアプリケーションの開発に従事する傍ら、日本Rubyの会を設立し、以降現在まで同会代表をつとめる。
2010年からは株式会社達人出版会にて電子出版事業に注力中
後藤/裕蔵
福岡県出身。
九州工業大学卒。
株式会社ネットワーク応用通信研究所取締役。
1999年、jusによるイベント「Rubyワークショップ」でRubyに出会う。
以来、Rubyに関する雑誌記事の執筆や標準添付ライブラリのwebrickおよびopensslのメンテナとしてもRubyに関わる
まつもと/ゆきひろ
Rubyの創始者。
鳥取県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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