ハロー! 春を告げるSwift
新世代開発言語、Swiftの登場です。
「アマツバメ(雨燕)」、「速い」の意味をもつSwift。
目にも止まらぬ素早さで自在に空を舞う。
Objcect-Cから世代交代したSwiftは、まさにそんな表現がピッタリのプログラム言語です。
「Swiftはわかりやすい! 」と評判です。
確かにSwiftは一般的なプログラム言語と共通する部分が多く取り組みやすい印象を受けます。
しかし、オプショナル、タプル、多機能なswitch文、クラス定義、拡張性の高い構造体や列挙型、関数オブジェクトなど、初心者でなくとも悩み窮してしまう斬新な仕様が多々あるのも事実です。
本書の重要な役割は、Swiftでスタートを切ろう! という入門者のサポートですが、大半の方はプロのプログラマとしてSwiftを習得し、iPhoneアプリ開発に取り組むことになるのでしょう。
でしたら、臆することなく、逆に楽しむつもりでSwiftの奥深さに今のうちから触れるべきだと考えます。
PART 2から5までの4章を読み進めるにはあなたの努力が不可欠です。
ここでの踏ん張りが将来の差になるでしょう。
もちろん、Swiftを学ぶことは目的ではなく、iPhoneアプリを作れるようになるのがゴールです。
PART 6からは、Xcodeを使ってiPhoneアプリを作ります。
Xcode 6では複数サイズのiOSデバイスに対応する新しい方法が示されました。
Auto Layout、Sizeクラス、プレビュー機能、コードでのConstraints設定、標準的なUI部品クラス、デリゲートの利用、UICollectionView、アニメーション、シーン移動、ビュー切り替えエフェクト、ブラー効果、Touch ID指紋認証など、アプリ開発の具体例を豊富なサンプルコードで詳しく説明します。
PART 9ではSpriteKitについてたっぷり解説します。
SpriteKitエディタの使い方からアニメーション、物理ボディ、衝突判定、IK、フィールドなど、これらはサンプルを見るだけでワクワクするようなテクノロジーです。
こんなに簡単に! と驚きます。
<b>本書の最大の特長は圧倒的なサンプル数です。
ソーテック社の本書サポートサイトからファイルをダウンロードして、実際に動作を確かめながら学習してください。
サンプルファイルは2015年4月からのSwift1.2に対応しています。
</b>
イタリアのことわざに「一羽のツバメを見ても春が来たと思うな」というのがあるそうです。
本当にそうでしょうか? 空を見上げて待ってるだけでは何も始まりませんよ!
待望のSwift 1.1+Xcode 6.1対応本!基本シンタックスから驚きの最新プログラミング手法まで、圧倒的なサンプル数でSwiftのシンタックスを余すところなく徹底解説。
iOSアプリ作りの入門知識からゲーム作りのSpriteKitの新機能まで、Xcode 6.1の新手法、iOS 8.1の新機能を手順の図と注釈付きコードで丁寧に説明!
大重/美幸
日立情報システムズ、コミュニケーションシステム研究所を経て独立。
Mac専門誌への寄稿から開始し、CD‐ROMやWebのコンテンツ制作、商品開発、セミナー講師を行う。
現在は執筆活動が中心。
HyperCard、Director、ActionScript、Objective‐Cに関する著述多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
まだレビューがありません