言語設計者自ら、その手法と思想を説く
Scalaプログラミングバイブル!
Ver.2.8に全面対応。
2.9の解説を追加収録
「Programming in Scala: A Comprehensive Step-by-Step Guide, 2nd Edition」の翻訳書。
Scalaは、オブジェクト指向と関数型を絶妙に融合したプログラミング言語。
本書では、Scala言語の設計者自らが、Scalaの考え方と使い方をステップ・バイ・ステップで解説。
第2版では、バージョン2.8に合わせた内容に変更。
特にコレクションAPIについては大幅に解説を追加。
さらに、日本語版の特別付録として、並列コレクションなどバージョン2.9の解説を収録。
本書は、Scalaプログラミングの手法と思想に焦点を当てたまさにバイブル本の第2版。
原著の第1版は、優れたIT技術とIT書を讃えるJolt Awardにおいて、
2008年ファイナリストにノミネートし、Productivity Awardを受賞!
【第2版での変更点】
◎バージョン2.8に基づく内容とサンプル
-コレクションライブラリ
-構造的サブ型
-implicitsの新しいルール
-パッケージオブジェクト
-名前付きパラメーターとデフォルトパラメーター
-ケースクラスでのcopyメソッド
◎バージョン2.9での新機能
-並列コレクション .etc
[監修者あとがき]
第2版の翻訳をようやく出版できて、ほっとしている。
言語自体も進化を遂げ、
最新のScala 2.9では並列コレクションなどの導入によって部分的な機能強化が進んでいる。
本文はScala 2.8をベースにしているが、基本的な骨格はまったく同じなので、
心配せずに本書で学んでほしい。
特に第2版では、新規に書き下ろされた24章と25章で
新たに再設計されたコレクションの基本と構造が必要十分な詳細さで解説されているので
ぜひ読んでほしい。
なお、Scala言語処理系に精通している水島さんに付録としてわかりやすい解説を
書いていただいた。
そのため、本書を手にした皆さんは、最新情報でScalaを学べるのも
本書の売りの1つと考える。
私の周囲でも今年に入ってからScalaの実利用を目指して
研究をはじめましたという開発者の声が増えている。
実際に実開発に利用している
という会社も日本で知っている範囲でも数社は出てきている。
ぜひ今後、大学での基本言語として採用が増え、結果として学生から実務者まで広く
Scalaのコミュニティが育っていくことを強く願っている。
その際に本書が少しでも貢献できれば本望である。
Scalaは、1行コードから大規模プログラムまで書けるスケーラブルな言語。
オブジェクト指向と関数型をバランスよく融合し、並行処理やパーサー・コンビネーターなど標準ライブラリーも豊富に備える。
本書では、言語設計者自らが、Scalaの考え方と使い方をステップ・バイ・ステップで解説。
特にオブジェクト指向と関数型、両面をていねいに説明。
第2版では、バージョン2.8に合わせて改変し、コレクションAPIの解説を大幅に追加した。
さらに日本語版の特別付録として、並列コレクションなどバージョン2.9機能の解説を収録している。
Scalaプログラミングの手法と思想に焦点を当てた必読のバイブル本第2版。
●著者プロフィール
Martin Odersky[マーティン・オダースキー]
Scala言語の作者。
スイス・ローザンヌのスイス連邦工科大学教授で、Scala Solutions Inc.の創設者。
プログラミング言語とシステム、特にオブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングの融合を研究している。
2001年以来、Scalaプログラミング言語の設計、実装、改良に全力を注ぐ。
Lex Spoon[レックス・スプーン]
Googleのソフトウェアエンジニア。
ジョージア工科大学で動的言語の静的分析について研究を進め、コンピューター科学の博士号を取得。
スイス連邦工科大学ではポストドクターとして2年間に渡ってScalaの仕事に携わる。
Bill Venners[ビル・ベナーズ]
Artima DeveloperのWebサイト(www.artima.com)を運営するArtima, Inc.の社長。
Javaプラットフォームのアーキテクチャや内部構造についてのプログラマー向けガイド『Inside the Java Virtual Machine』の著者でもある。
JavaWorld(www.javaworld.com)で人気コラムを執筆しており、Java の内部構造、オブジェクト指向設計、Jiniなどを取り上げている。
●翻訳者プロフィール
長尾 高弘
東京大学教育学部卒。
20年ほど前から翻訳に携わり、訳書は『入門Objective-C 2.0』『プログラミング言語Ruby』『Unix/Linuxプログラミング理論と実践』『続・初めてのPerl』『プログラミング言語C++第3版』『アドバンスドJAVA』『ポータブルCプログラミング』など60冊を超える。
●監修者プロフィール
羽生田 栄一
株式会社豆蔵 取締役CTO/豆蔵ソフト工学ラボ所長/InfoQJapan チーフエディター。
技術士[情報工学部門]。
ゼロックス文化圏でSmalltalk-80に触れ、プログラミングを超えたオブジェクト指向やモデリング技術の可能性に目覚め、日本での普及促進とビジネス化を模索。
2000 年に豆蔵を立ち上げ、オブジェクト指向、モデリング、プロセスにもとづくIT コンサルティングと教育・メンタリングを展開。
代表取締役、会長を経て、2008 年より現職。
●特別寄稿者プロフィール
水島 宏太
筑波大学大学院の博士課程終了後に就職し、現在は東京の某社に所属しソフトウェアエンジニアとして働いている。
大学院時代の研究テーマは、プログラミング言語の構文解析であり、Scalaは研究と直接の関係はなかったが、いろいろなプログラミング言語を試しているうちに、Scalaの強力さと実用性に気づき、現在は会社から帰った後や休日などにScalaの普及活動を積極的に行っている。
作成した言語のいくつかはgithub https://github.com/kmizu/ にて公開している。
オダースキー,マーティン
Scala言語の作者。
スイス・ローザンヌのスイス連邦工科大学教授で、Scala Solutions Inc.の創設者。
プログラミング言語とシステム、特にオブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングの融合を研究している。
2001年以来、Scalaプログラミング言語の設計、実装、改良に全力を注ぐ。
以前はJavaジェネリックスの共同設計者として、また現在のjavacリファレンスコンパイラーのオリジナルの作者として、Java開発にも影響を与えてきている
スプーン,レックス
Googleのソフトウェアエンジニア。
ジョージア工科大学で動的言語の静的分析について研究を進め、コンピューター科学の博士号を取得。
スイス連邦工科大学ではポストドクターとして2年間に渡ってScalaの仕事に携わる。
Scala以外にも、動的言語のSmalltalkから科学言語のX10の論理言語までさまざまなプログラミング言語を研究している。
現在、米国アトランタに在住
ベナーズ,ビル
Artima DeveloperのWebサイトを運営するArtima,Inc.の社長。
Javaプラットフォームのアーキテクチャや内部構造についてのプログラマー向けガイド『Inside the Java Virtual Machine』の著者でもある。
JavaWorldで人気コラムを執筆しており、Javaの内部構造、オブジェクト指向設計、Jiniなどを取り上げている。
特にJiniコミュニティでは、設立当初から積極的に活動しており、ServiceUIプロジェクトのリーダーを務めている。
また、ScalaおよびJavaデベロッパーのためのオープンソーステストツールScalaTestの設計・開発リーダーでもある
長尾/高弘
東京大学教育学部卒。
20年ほど前から翻訳に携わる
羽生田/栄一
株式会社豆蔵取締役CTO/豆蔵ソフト工学ラボ所長/InfoQJapanチーフエディター。
技術士(情報工学部門)。
ゼロックス文化圏でSmalltalk‐80に触れ、プログラミングを超えたオブジェクト指向やモデリング技術の可能性に目覚め、日本での普及促進とビジネス化を模索。
2000年に豆蔵を立ち上げ、オブジェクト指向、モデリング、プロセスにもとづくITコンサルティングと教育・メンタリングを展開。
代表取締役、会長を経て、2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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