この書籍の内容

内容紹介

代表的な関数型言語であるHaskellの入門書。

コンパイラを含む処理系のインストールの説明から、「対話環境に値をうちこむ」「かんたんな計算をしてみる」のように、ひとつずつステップアップしていきます。

最終的には、関数型言語としての純粋さを保ったまま、入出力できる仕組みとしてのIOモナドを、その本質のところから学びます。

ほかのプログラミング言語の経験がなくても読めるようにしてあります。

プログラマではなくても、エディタによるプレーンテキストの編集や、コマンドラインからのコマンドのうちこみをしたことのある人であれば、書籍の記述をひとつひとつ試していくことで、Haskellの考えかたや技法が身につく構成です。

短いコード例を多く使って説明しているので、実際に試しながら、それぞれの概念や技法が「なんのためにある」のかが、理解しやすくなっています。

コード例は、すべて書籍のなかの記述で完結しています。

また、GitHubからダウンロードすることも可能です。

本書でのインストールの説明にはStackを使っています。

そのため、本書を読んだあとに、スムーズに本格的な開発を始められます。

Stackを使った開発のしかたについて、ライフゲームを題材とした演習で、かんたんに説明してあります。

Haskellを学ぶうえで、最低限、知っておく必要のある知識を、網羅するように努めました。

応用的、発展的な話題は、あつかっていませんが、すでに、Haskellを使いこなしている人であっても、基礎知識の確認として、役立つ内容となっています。

Windows 10、Mac OS X、各種Linuxに対応しています。

著者について

重城良国(じゅうじょう よしくに)

大学時代に、ホームページに掲示板をつけたいという動機からPerlを学ぶ。

理想の言語をもとめて、C、Ruby、Python、Common Lisp、Schemeなど、さまざまな言語を学ぶ。

Rubyを究めようと、読みはじめた書籍の、なにげない一文から、Haskellを知り、これが自分のもとめていた言語だと感じる。

Haskellのパッケージを多数公開。

入門者用のレクチャーを通じて、Haskellを広める活動を続けている。

現在はShinjuku.hsという勉強会を主催している。

Haskellを通じて、エンジニアを幸せにしたい。

ゆくゆくは、非エンジニアや、こどもたちにもHaskellを教えたいと考えている。

OSはGentoo GNU/Linux。

エディタはVimを使用。

日本語入力はTUT-code。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

重城/良国

1980年生まれ。

構文解析、暗号技術、グラフィカルユーザインタフェースなどの成果を、Haskellのパッケージとして、多数公開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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