組織を味方につけるには? 抵抗を乗り越えるには?
あらゆる種類の新しいアイデアを、あらゆる規模の組織に導入しようと試みているすべての人に、本書を届けたい。
誰でも、どの組織階層の人でも、他人の心を変えようとするときには、力不足を感じるものである。
もし、新しいアイデアの導入に成功した人があなたのかたわらに座り、その秘訣を教えてくれたなら、どんなにすばらしいことだろう。
本書にはそれに匹敵するくらいの、アイデアの導入に成功した世界中・歴史上の人たちのテクニックと戦略が凝縮されている。
本書への推薦の言葉
文脈を読み取り、動きながら考え、実践知に基づくイノベーションを組織に普及させよ。
<野中郁次郎 一橋大学名誉教授>
肩書や所属に関係なく、身一つで問題を解決できる技術と経験がこれからの武器となる。
<瀬谷ルミ子 日本紛争予防センター理事長>
「エンジニアには信じられないかもしれませんが、私たちが下すすべての決定は、
まず感情が作用し、ロジックはその後なのです。
だから、論理的な説明というのはまったく伝わらないことが多く、
まず最初に、話をしようとしている相手の感情を大切にしないといけないのです。
」
とリンダは説明しました。
この部分が本書の一番大切な部分であると私は考えています。
組織がもつ変革への抵抗や応援は、ほとんどがこの部分に起因してます。
だから、仲間をつくることが、組織変化を起こすことと切り離せないのです。
現在、日本のソフトウェア開発の現場も、クライシス状態だといえるかもしれません。
現状のやり方が通用しなくなってきて、新しいアイデアが求められています。
しかし、新しいアイデアには、必ずと言って組織は抵抗します。
そんなとき、組織のチェンジエージェントとして、あなたはどうやって進めていけばいいのでしょう
。
本書は、その問いに真摯に、そしてやさしく答えてくれます。
あなたは独りではないのです。
新しいアイデアを広めるということは、新しい仲間つくりだ、と気づいたとき
、その旅は苦しいものから楽しいものへと変わるのだと思います。
<平鍋健児 株式会社チェンジビジョン 代表取締役社長>
パターンランゲージは、未来志向の方法であり、人間やコミュニティを尊重する方法です。
閉塞的な状況のなかでがんじがらめになっているとき、
そこからどうやって抜け出すことができるのかという糸口を、
パターンランゲージは示してくれます。
まさに暗闇のなかで希望をもたらす光なのです。
しかも、それが難解な理論や高度なテクノロジーによるのではなく、
人類が古くから用いてきた「言語」というプリミティブではあるが
強力なツールによって実現されるという点も興味深いことです。
さらに、個人の支援のみならず、共通言語となってコミュニティの強化・成長にも寄与します。
これらの特徴をあわせもつ方法が、パターンランゲージなのです。
<井庭 崇 慶應義塾大学SFC 総合政策学部 准教授>
あらゆる種類の新しいアイデアを、あらゆる規模の組織に導入しようと試みているすべての人に、本書を届けたい。
誰でも、どの組織階層の人でも、他人の心を変えようとするときには、力不足を感じるものである。
もし、新しいアイデアの導入に成功した人があなたのかたわらに座り、その秘訣を教えてくれたなら、どんなにすばらしいことだろう。
本書にはそれに匹敵するくらいの、アイデアの導入に成功した世界中・歴史上の人たちのテクニックと戦略が凝縮されている。
マンズ,マリリン
米国ノースカロライナ大学アッシュビル校のマネジメント学部の教授。
情報システムのマネジメントとチェンジリーダーシップについて、大学院と学部で教えている。
Amazon.com、P&G、マイクロソフト、Avonなどの企業における組織変革でのリーダーシップに関して、多数の講演やコンサルティングを行ってきた
ライジング,リンダ
米国テネシー州ナッシュビルを拠点とする独立コンサルタント。
アリゾナ州立大学にて、オブジェクトベース設計手法の領域でPh.Dを取得。
大学での教育から、通信、アビオニクス、戦術兵器システムの各産業まで、幅広い経験をもつ。
パターン、レトロスペクティブ、変革プロセス、人間の脳の働きについて、世界的に有名な講演者としても知られる
川口/恭伸
楽天株式会社勤務。
金沢大学経済学部卒、北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科修了。
その後14年間、株式会社QUICKに在籍し、軽量言語、ウェブシステム、Wiki、ソースコード管理、仮想化、アジャイルなど、組織内に新しいアイデアを紹介する活動を行った。
また、日本へのスクラムの普及活動として、ジム・コプリエン、ジェフ・サザーランドの来日を支援する。
2011年よりアギレルゴコンサルティング株式会社にてアジャイル開発の研修提供を行い、2012年より楽天株式会社に移りアジャイル開発の普及促進と技術者育成、社内システムの改善を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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