本書は一般にTCP/IPと総称されるプロトコル群について解説したものだが、他のTCP/IPテキストとは異なるアプローチを採用している。
単にプロトコルを説明して、その働きを解説する方法ではなく、本書ではポピュラーな診断ツールを用いて、プロトコルの実際の動作を観察する手法を採用した。
さまざまな状況で各プロトコルがどのように動作するかを知ることは、それぞれの働きや設計意図を理解する上で大きな手助けになるはずだ。
また、このアプローチであれば、数千行にも上るソース・コードを渡り歩かなくても、プロトコルの実装化の内容を比較的容易に理解することができる。
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