<b>■「グロースハック」生みの親が初めて書き下ろした決定版</b>
技術とデータを活用して手掛ける製品の価値を見定め、
その価値を的確に伝えるマーケティング施策を製品そのものに埋め込むーー。
近年、「グロースハック」と呼ばれる手法を用いて急成長を果たす企業が
シリコンバレーを中心に続々と生まれている。
本書は、このグロースハックを生み出した人物であるショーン・エリスが、
Facebookでプロダクトマネジャーを務めるモーガン・ブラウンとともに
初めて書き下ろした一冊だ。
彼らが幾多の企業でグロースハックを実践し、体系化してきた手法を、
網羅的に記した決定版となっている。
<b>■ 基礎から実践まで、豊富な事例をもとに解説</b>
本書は2部構成となっており、第1部【グロースハックの基本】では
・専任チームをゼロから立ち上げる方法
・ユーザーに愛される製品の作り方(製品の「愛され度」を測定する方法)
・事業を育てる上で継続して追うべき指標の見極め方
・A/Bテストのような「実験」を通じて成長戦略を立てる方法
などを解説している。
続く第2部【グロースハックの実践】では、
・多くのユーザーを「獲得」し、
・製品・サービスの利用を「活性化」させ、
・その状態をできるだけ長く「維持」した上で、
・「収益化」につなげる方法
を詳細に説明してあり、日本語版解説には「グロースハッカーの育て方」も記してある。
これを読めば、スタートアップ企業から大企業まで、
グロースハックを行ったことのない企業でも(その多くはIT産業以外の大企業だ)
すばやく専任チームを結成し、事業の成長エンジンに火をつけることができるだろう。
本書にある内容を実践して急成長した企業の事例も豊富に掲載されており、
グロースハックの可能性を疑似体験しながら学べるはずだ。
<b>■ 本書で紹介されているグロースハックの事例</b>
・ツイッター:
「新規登録後すぐ30人以上フォローしたユーザー」を狙い撃ちして利用率を改善
・エアビーアンドビー:
「プロカメラマン出張サービス」で掲載写真の見栄えを良くして収益2倍
・ドロップボックス:
追加容量をもらえる「友達紹介プログム」で新規登録が6割増し
・アドビ:
ゲーミフィケーションを採用して有料版ソフト購入が4倍に
・ピーアンドジー:
利用者調査を繰り返して「PR文言」を変更、大ヒット製品を連発
その他、フェイスブックやインスタグラム、ウーバー、リンクトイン、イェルプ、
アマゾン、ウォルマート、IBMなど大小さまざまな企業のグロース施策や、
各社でグロースハックを実践する先駆者のコメントも多数掲載!
ショーン・エリス Sean Ellis
2018年3月に株式上場したドロップボックスの創業初期をマーケティング面で支え、同社の急成長をけん引し
たことで知られる。
技術とデータを活用して製品の価値を見定め、その価値を的確に伝えるマーケティング施
策を製品そのものに埋め込む方法論を「グロー スハック」と名付け、みずから立ち上げたWebサイト『グロー
スハッカーズ・ドットコム』で幾多の実践例を発信。
その方法論は全世界の成長企業が活用している。
モーガン・ブラウン Morgan Brown
主にデジタルマーケティングの分野でキャリアを積み、2017年3月からシリコンバレーの有名アクセラレータ
ー500 Startupsで「グロース・メンター」の職に就く。
本書を米国で発刊した後、2017年8月にフェイスブッ
クのプロダクトマネジャーへ転身。
現在に至る。
門脇弘典 Hironori Kadowaki
翻訳家。
東京外国語大学外国語学部卒。
訳書に『SALES GROWTH』トーマス・バウム ガルトナー他(TAC出
版)、『ギグ・エコノミー』ダイアン・マルケイ(日経BP社)など。
金山裕樹 Yuki Kanayama
ヤフー株式会社にて「X BRAND」などのライフスタイルメディアを立ち上げた後、2008 年に株式会社
VASILY(ヴァシリー)を設立。
同社のファッションSNSアプリ「IQON」(アイコン)を会員数200万人超に
成長させ、その後ファッション通販「ZOZOTOWN」 などを運営する株式会社ZOZOにバイアウト。
2018年4
月より株式会社ZOZOテクノロ ジーズ代表取締役CINOに就任。
共著に『いちばんやさしいグロースハックの教
本』(イ ンプレス)がある。
Twitter ID:@yukiller
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