この書籍の内容

内容紹介

現在のコンピュータはノイマンによって提唱・発明された、0、1の2進法で演算するノイマン型コンピュータです。

将来のコンピュータは量子力学

の不確定性原理に基づく量子コンピュータとなります。

量子論では、1でも0でもない、確率のゆらぎをそのまま数的な実体として扱えるため、膨大な量の計算が可能になり、今ある電子暗号やセキュリティは崩壊してしまうとされています。

また、法則性のない現象を扱う複雑系の科学などは飛躍的に進歩するでしょう。

本書は次世代の量子コンピュータの理論と、現在その開発がどこまで進んでいるのか、どういったことが可能になるのかについて、できるだけわかりやすく解説した入門書です。

内容(「BOOK」データベースより)

現在のコンピュータはフォン・ノイマンによって提唱された、0、1の2進数で計算するノイマン型コンピュータです。

近年、多くの研究者が、量子力学の原理に基づく量子コンピュータの研究を進めています。

量子コンピュータでは、1であって0でもある、量子重ね合わせ状態をそのままデータとして取り扱えるので、膨大な量の計算が可能になります。

本書は量子コンピュータの理論や、現在その開発がどこまで進んでいるのか、どういったことが可能になるのかについて、できるだけわかりやすく解説した入門書です。

著者について

電気通信大学情報通信工学科教授 理学博士

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

西野/哲朗

UEC(電気通信大学)教授。

1959年生まれ。

1982年早稲田大学理工学部数学科卒業。

1984年同大学院理工学研究科博士前期課程修了。

同年日本アイ・ビー・エム株式会社入社。

1987年東京電機大学理工学部情報科学科助手、1992年北陸先端科学技術大学院大学助教授、1994年電気通信大学電気通信学部助教授を経て、2006年より同教授。

理学博士。

回路計算量理論、量子計算量理論、計算論的学習理論などの研究に従事。

1995年情報処理学会Best Author賞受賞。

1998年人工知能学会研究奨励賞受賞。

情報処理学会、日本ソフトウェア科学会、人工知能学会、日本数学会、ACM、IEEE、EATCS各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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