2010年代のソフトウェア開発の全体像をまとめ、これから求められるアーキテクチャを探る。
進化的アーキテクチャの概念を提唱している本。
進化的アーキテクチャリングでは、"アーキテクチャ自体をテストする"(=適応度関数を作る)ことで、
アーキテクチャの良し悪しを計測可能にし、フィードバックを繰り返すことによって
システムの持つ平衡(散逸構造)を高い水準になるように"進化的に"作り出す。
これはうまくプロダクトの発展に合わせた形にアーキテクチャが保たれるという意味で、
アジャイルに親和性の高いアーキテクチャリングとなっているため、
発想・概念そのものとして重要なもので、今後の仕事にとても役立ちそう。
ただし具体的なプラクティスとしては少し弱いと感じる。