<b>『確率ロボティクス』の主要なアルゴリズムを詳細に解説・議論した決定版書籍</b>
「確率ロボティクス」は、環境やシステムが持つ「不確実さ」(予測不可能な事象)に確率・統計を駆使して対処するのを特徴とする分野です。
人の作業空間により近い位置への進出を期待される次世代のロボットでは、この分野のアルゴリズム設計は有力な枠組みの1つとして注目を集めています。
また、ロボットのみでなく、自動車の自動走行などへも応用可能な分野です。
本書は学生、研究者、エンジニアなど、ロボットの実装を行う全ての人に向けて書かれています。
「確率ロボティクス」の主要なアルゴリズムを、ベイズ則とその拡張を数学的背景に、擬似コードによる実装例や実験結果を交えて詳細に解説・議論しています。
確率の基本的な法則などの基礎的な解説もされており、また、高度な数学の使用は極力避けられているため、技術的背景の異なる人にとっても理解しやすい内容になっています。
確率ロボティクスを学ぶには必須の一冊。
Sebastian Thrun, Wolfram Burgard, Dieter Foxらによる「Probabilistic Robotics」の日本語版、待望の復刊です。
著者:
セバスチャン・スラン(Sebastian Thrun)
スタンフォード大学コンピュータ科学・電気工学科 教授
ロボティクス、人工知能などの研究に従事。
ウルフラム・バーガード(Wolfram Burgard)
フライブルグ大学コンピュータ科学科 教授
人工知能や移動ロボットなどの研究に従事。
ディーター・フォックス(Dieter Fox)
ワシントン大学コンピュータ理工学科 准教授
ロボティクス、人工知能、確率的な状態推定などの研究に従事。
訳者:
上田 隆一 (Ryuichi Ueda)
1978年2月16日、富山県小矢部市生まれ。
博士(工学)。
産業技術大学院大学産業技術研究科情報アーキテクチャ専攻助教/有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所アドバイザリーフェロー
29歳、東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻助教時代にロボカップ(ロボットサッカーワールドカップ)への参戦を通じて得た研究的知見、プログラミング経験を生かして本書を翻訳する。
現在は、自律ロボットの状態推定・行動決定の研究を行う傍ら、シェルプログラミング愛好家団体「USP友の会」の主宰やUNIXシェルやプログラミングに関する執筆等を通じ、より多くの人の手にプログラミングを覚えさせることを目標に活動を行っている。
著書に「シェルスクリプト高速開発手法入門(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)」、「シェルプログラミング実用テクニック(技術評論社、2015年5月出版予定)」。
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