<b>Railsアプリの基本から実践的なノウハウまでこの1冊で! </b>
本書は、Ruby on Rails(以下Rails)を使ってWebアプリケーションを開発するための解説書です。
RailsでどのようにWebアプリケーションを作るのかという基本的なところから、現場のニーズに合わせてどのように機能を追加していくのか、テストはどのように行うのか、複数人で開発していく場合の方法といった実践的なトピックまで、幅広くカバーしています。
本書を読んだ方が単にRailsでWebアプリケーションを作れるようになるだけでなく、「Railsらしいアプリケーションコード」を書けるようになり、そして開発チームの仲間とともに実現したいことを実現できるように、という視点で必要な情報をまとめた1冊です。
なお、本書の対応バージョンはRuby 2.5/Rails5.2です。
Rails5.2から導入されたActive Storageやcredentials.yml.encについても解説しています。
macOS/Windows 10(64ビット版)対応。
■読者対象について
Ruby以外の言語でのWebアプリケーションの開発や、オブジェクト指向プログラミングについては知識・経験があるものの、RubyやRailsについては初めて学ぶ方を主な対象にしています。
ただし、Webアプリケーションやオブジェクト指向が初めての方にも理解しやすいように説明するように努めています。
■構成と内容について
本書の構成は以下の通りです。
<入門編>
Chapter 1 RailsのためのRuby入門
Chapter 2 Railsアプリケーションをのぞいてみよう
Chapter 3 タスク管理アプリケーションを作ろう
<レベルアップ編>
Chapter 4 現実の複雑さに対応する
Chapter 5 テストをはじめよう
Chapter 6 Railsの全体像を理解する
Chapter 7 機能を追加してみよう
<発展編>
Chapter 8 RailsとJavaScript
Chapter 9 複数人でRailsアプリケーションを開発する
Chapter 10 Railsアプリケーションと長く付き合うために
章ごとの内容は以下の通りです。
Chapter1では、Railsのアプリケーションのコードを読み書きするために最低限必要となるようなRubyの基礎知識を解説していきます。
Chapter2では、RubyやRailsが動作する環境を構築するとともに、簡単なサンプルアプリケーションを作成し、中身の構成を解説していきます。
Chapter3では、シンプルなタスク管理アプリケーションの作成を通じて、CRUDと呼ばれるソフトウェアの基本的な機能をRailsで実装する方法について学んでいきます。
Chapter4では、Chapter3で作成したアプリケーションに、いくつかの機能を追加していきます。
具体的には「データ内容の制限」「検証」「コールバック」「フィルタ」「ログイン機能の追加」「関連」「検索」について解説していきます。
Chapter5では、Railsにあらかじめ用意されている「自動テスト」という仕組みについて、利用方法や注意事項を解説します。
Chapter6では、Railsの備える機能や、Railsを取り巻く世界の全体像を改めて一望し、これまで取り上げる機会のなかったいくつかの重要な要素について解説していきます。
Chapter7では、Railsアプリケーションで比較的よくある具体的な機能を実現するやり方を、Chapter4までで作成したアプリケーションへの機能追加という形で紹介していきます。
Chapter8では、Railsを利用する際のJavaScriptの扱い方について解説していきます。
モダンなJavaScriptについても扱っています。
Chapter9では、複数人で開発を行う場合に重要になってくる知識や、注意すべきポイントについて解説していきます。
Chapter10では、Railsアプリケーションと長く付き合っていくために特に重要なテーマとして、「バージョンアップに対してどのように取り組むべきか」「Railsアプリケーションコードが複雑になっていくことにどうに立ち向かい、メンテナンスしやすい状態の維持を図るのか」について扱います。
キャンペーン詳細はこちら
book.mynavi.jp/pcbook/blog/detail/id=97187
ステップバイステップで学ぶ。
Railsアプリの基本から開発プロジェクトで求められる実践的なノウハウまでこの1冊で!
■■著者プロフィール
■大場寧子(おおば やすこ)
プログラマ歴30年あまり、Ruby 歴12年のRuby 大好きRailsプログラマ。
(株)万葉 代表取締役社長。
Rubyアソシエーション評議員。
著書に「Ruby on Rails逆引きクイックリファレンス」「たのしい開発 スタートアップRuby」等。
■松本拓也(まつもと たくや)
新潟県長岡市育ち、長岡花火を見に行くのが年課。
14歳の頃ゲームを作りたくなってプログラミングをはじめる。
Windowsアプリケーション開発を経て、2014年に株式会社万葉に転職してからはRailsを使った開発をしている。
きれいに設計できた瞬間が幸せ。
ギターとお茶とアイスと柴犬が好き。
■櫻井達生(さくらい たつお)
盛岡生まれ杉並育ちのRubyist。
たのしい開発を求めて万葉でRubyとRailsに出会う。
チームとタオルと漫画と餃子とペアプロが好き。
DRAというRailsを学びたい人向けの勉強会をしたり、TKBBでボルダリングしたり、オンラインで読書会したり、CoderDojoすぎなみでメンターしたり、北辰一刀流で門下生したり、ふらっとペアプロしたりしています:)
■小田井優(おだい すぐる)
Ruby 歴6年のRailsアプリケーションエンジニア。
メンテナンスしやすい実装ができると幸せを感じる。
趣味はボードゲーム。
ルールがシンプルで初めての人でもすぐに遊べるけど、しっかり悩みどころがあるゲームが好き。
Ruby 入門者の頃は様々なボードゲームをRubyで再現して、Rubyを学んだ。
■大塚隆弘(おおつか たかひろ)
大阪府高槻市出身。
大学時代の卒業研究がきっかけでRuby、Railsを学び始める。
関西大学大学院理工学研究科修了後、2013年に新卒として株式会社万葉に入社。
2014年、よちよち.rbに出会いRubyistの輪を広げる。
野球(中日ドラゴンズファン)、水曜どうで
しょう、ポケモン好き。
■依光奏江(よりみつ かなえ)
沖縄県出身。
琉球大学情報工学科卒業後、特許に携わったりしつつも、プログラミングをしたい一心で株式会社万葉へ入社。
更に紆余曲折を経て、現在元気いっぱいの二人の男の子を育てつつ、沖縄からフルリモートで勤務しています。
好きな食べものはキングタコスのタコライス、好きなことは編み物、好きな動物はねこです。
■銭神裕宜(ぜにがみ ひろき)
株式会社ユーザベースのエンジニア。
熊本県出身。
2012年、東京大学大学院新領域創成科学研究科修了後、新卒入社を経て株式会社アイシークを創業。
プログラミング家庭教師サービスの事業開発を担当する。
2014年、1年間で10のWebサービスと20のライブラリを開発することでRubyを中心とした各技術について学ぶ。
フリーランスのエンジニアとして多数の新規事業立ち上げに携わった後、株式会社万葉に入社。
2018年3月より現職。
■小芝美由紀(こしば みゆき)
京都出身。
ものづくりがしたくてシステムエンジニアの道へ。
メインフレームの世界で育ったあと、2011年に株式会社万葉入社しRubyとRailsをはじめる。
「なんかいい感じにする」係。
コードを書く傍らエンジニアリングマネジメントに取り組む。
この本でも執筆チームの取りまとめ担当。
ときどき技術イベントスタッフとノベルティ職人。
本と珈琲があればごきげん。
■■監修者プロフィール
■株式会社万葉(かぶしきかいしゃまんよう)
株式会社万葉は2007年の創業より「いいものを、たのしく。
」をモットーに、Ruby on RailsによるWebアプリケーション開発サービスの提供とチーム開発支援を行っています。
開発の分野は、EC系、医療系、学術系、各種業務アプリケーションなど多岐に渡ります。
こうした経験を活かして、Ruby on Railsにおける筋の良い開発手法の追求、起こりがちな問題への事前の配慮、生産性を高めるためのチーム開発の工夫などに日々取り組んでいます。
また、Ruby on Railsとその周辺技術の基礎を習得するための新入社員教育用カリキュラムを作成し、公開しています。
Railsに関しては、初心者向け内容は充実していますが、プロダクションレベルの開発・運用までをまとめた情報というのは、なかなかなかったので、その点で、この本は、開発からテストやデプロイまわりもあるので、まさに「現場で使える」本だと思う。
Rubyでのゲッターとセッターについて