この書籍の内容

内容紹介

25万部のベストセラー、待望の文庫化!

時代を作る人は、いつだって古い道徳を打ち壊してきた。

誰かに押し付けられた道徳ではなく、自分なりの道徳で生きた方がよほど格好いい。

自分なりの道徳とは、つまり、「自分がどう生きるか」という原則だ。

今の大人たちの性根が据わっていないのは、道徳を人まかせにしているからだ。

それは、自分の人生を人まかせにするのと同じことだと思う。

今こそ日本人には「新しい道徳」が必要だ!!

〝天才・たけし〟の比類なき新・道徳論。

(内容)

第一章 道徳はツッコみ放題

・ひとつの価値感で固まった社会はもろい

・小学一年生に自分を見つめさせて、なんの意味があるのか

・現実社会では、非道徳的な奴が成功している

・日本が豊かな暮らしを享受しているのは、どこかの国の貧困のおかげ

・大人が子どもに教える夢の中身は、結局、「とにかく成功して金持ち」 ……ほか

第二章 ウサギはカメの相手なんかしない

・数字で見れば、社会のモラルは向上している

・誰もが田んぼを作っていた時代、道徳には根拠があった

・こつこつ働くアリが馬鹿をみて、遊び人のキリギリスが羨望の的

・努力をすれば勝てるなんて幻想を、子どもに植えつけてはいけない

・人間関係がゼロでも生きられる時代 ……ほか

第三章 原始人に道徳の心はあったか

・氷河期に突入した7万年前、道徳の卵が生まれた

・誰かに押し付けられた道徳に、唯々諾々と従うとバカを見る

・権力者は自分の都合で道徳を作る。

都合が変われば、道徳も変わる

・勤勉や勤労が道徳的なのは誰のためなのか

・他人が幸運に恵まれると、なんとなく不道徳な感じがする ……ほか

第四章 道徳は自分で作る

・俺たちに断りもなく、どこの誰が現在の道徳を決めたのか

・歴史上の偉人たちが、道徳的な幼少期を過ごしたはずがない

・友だちが一人もいなくたって、幸せに生きてる奴はたくさんいる

・芸人には芸人の道徳があるけれど、教えて身につくものではない ……ほか

第五章 人類は道徳的に堕落したのか?

・自分たちの道徳を押し付けようとするから、戦争になる

・さまざまな宗教を取り入れる、日本人の知恵を世界に広めよう

・本能のままに行動する自分を、他人に見られるのは気恥ずかしい

・平均寿命がいくら延びても、メメント・モリは道徳の土台だ

・あいさつや礼儀なんて些末な問題 ……ほか

みんなのレビュー

まだレビューがありません