この書籍の内容

内容紹介

本書の初版が出版されてから25年間、ソフトウェアエンジニアリングは、少数の熱狂的な人々の無名な考えから、本格的なエンジニアリング分野へと進化した。

業界全体にわたって、好ましい職業名としてソフトウェア技術者(ソフトウェアエンジニア)がプログラマにとって代わってきている。

ソフトウェアプロセスモデルやソフトウェアエンジニアリング手法、ソフトウェアツールなどが、広範囲にわたって成功裏に適用されてきた。

管理者や実務にあたる技術者は、一様にソフトウェアに対するより規律的なアプローチの必要性を認識してはいるが、その適用の仕方について議論を続けている。

多くの個人や企業は、まさに今日の先進技術を役に立てるためにシステムを構築しているにもかかわらず、いまだにソフトウェアをでたらめに開発している。

また、最新の開発の方法を知らない技術者や学生も多い。

その結果、できあがったソフトウェアの品質には問題が残る。

本書「実践ソフトウェアエンジニアリング」(第6版)は、開発組織が守るべき規律に関するガイドになると考えている。

過去の版と同様に第6版も学生と技術者の両方を対象に技術者のガイドであり、総合的な入門書である。

著者について

ロジャーS.プレスマン(Roger S.Pressman)

ソフトウェアプロセス改善やソフトウェアエンジニアリングに関する世界的権威。

技術者や管理者として最先端の設計システムや生産システムのCAD/CAMアプリケーション、科学技術計算プログラム、システムソフトウェアの開発を経験し、大学での講義や技術書の執筆、コンサルティングを30年以上にわたり手掛けている。

コカティネット大学で工学博士の学位を取得後、ブリッジポート大学コンピュータ工学科Bullard社寄付講座の助教授および同大のCAD/CAMセンター長を歴任した。

現在は、ソフトウェアエンジニアリング分野のコンサルティングと教育を専門とするR.S.Pressman&Associates、Incの社長として活躍している。

プリンシパル・コンサルタントとして顧客企業にソフトウェアエンジニアリングの導入を支援するほか、総合ビデオ教材Essential Software Engineeringやプロセス改善支援システムProcess Advisorを開発し、世界で数千社に採用されている。

近年は、QAI India社と共同で、ソフトウェアエンジニアリングに関する包括的なインターネットベースの“eSchool”を開発した。

多数の論文や記事を執筆し、Maeventec賞を受賞したA Manager’S Guide to

Software Engineering(McGraw-Hill社)、プロセス改善に関する諸問題をテーマとした業界初の書籍であるMaking Software Engineering Happen(Prentice-Hill社)、ビジネスや社会に対するソフトウェアの影響を扱ったSoftware shock(Dorset House社)など6冊の技術書を出版している。

多数の業界誌の編集員であり、IEEE Software誌のコラム“Manager”の編集を長く務めている。

また、数多くの講演も行っており、ソフトウェアエンジニアリング分野の主要なカンファレンスで基調講演に招かれることも多い。

ACM、IEEE会員であり、Tau Beta Pi、Phi Kappa Phi、Eta Kappa Nu、Pi Tau Sigmaのメンバーである。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

プレスマン,ロジャー・S.

ソフトウェアプロセス改善やソフトウェアエンジニアリングに関する世界的権威。

コネティカット大学で工学博士の学位を取得後、ブリッジポート大学コンピュータ工学科Bullard社寄付講座の助教授および同大CAD/CAMセンター長を歴任。

現在は、ソフトウェアエンジニアリング分野のコンサルティングと教育を専門とするR.S.Pressman&Associates,Inc.の社長として活躍。

ACM、IEEE会員であり、Tau Beta Pi、Phi Kappa Phi、Eta Kappa Nu、Pi Tau Sigmaのメンバーである。

南フロリダに在住

西/康晴

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。

電気通信大学電気通信学部システム工学科講師。

ソフトウェアテスト専業のベンチャー企業でコンサルティング部門を立ち上げた後、2003年より現職に就き現場指向のソフトウェアエンジニアリングに関する教育や研究、コンサルティングを行っている。

専門はソフトウェアテスト、プロセス改善、リスクマネジメント、メンタルマネジメントなど。

ソフトウェアテスト技術者交流会(TEF)を主宰するほか、ソフトウェアテストシンポジウム(JaSST)の共同実行委員長、組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)の世話人などを務めている

榊原/彰

弘前大学人文学部経済学科卒業。

日本アイ・ビー・エム(株)ICPエグゼクティブITアーキテクト。

日本アイ・ビー・エム入社以来、システム・エンジニアとして都市銀行、地方銀行、新聞社、電子部品メーカー、自動車メーカーなど多数のプロジェクトに参画。

現在は、開発方法論や開発支援ツールの開発および社内外への展開、アーキテクチャ設計技術など、ソフトウェアエンジニアリング全般の推進を手がけている。

情報処理学会、プロジェクトマネジメント学会、IEEEおよびACMの各正会員。

日科技連SPC研究委員、情報処理推進機構ITスキル標準センターITアーキテクト・コミュニティ委員会主査。

ソフトウェアテストシンポジウム実行委員、WWISAメンバー

内藤/裕史

東京大学工学部卒業。

日本アイ・ビー・エム(株)主任ITスペシャリスト。

日本アイ・ビー・エム入社以来、システム・エンジニアとして種々の開発プロジェクトへの参画、および開発プロセス標準化支援を担当。

現在は、社内の開発プロセス/ツールの標準化および展開を担当している。

PMP、プロジェクトマネジメント学会、IEEE会員

古沢/聡子

聖心女子大学文学部外国文学科卒、日本アイ・ビー・エム(株)を経て、現在、通訳・翻訳者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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