長年、大学で設計について指導している著者が痛感したこと。
それは失敗といかにつき合うかによって個人の成長、組織の発展が大きく違ってくるということ。
起きてしまった失敗に積極的に取り組んでうまく生かせば、その後の創造の大きなヒントにもなるし、また次にくる大きな失敗を未然に防ぐこともできる。
反対に失敗を避けて隠していれば、成功もおぼつかないし、大きな失敗を防ぐこともできない。
いま続発している企業不祥事や事故の多くも失敗に対しきちんと対処してこなかったのが原因だ。
失敗の定義、種類から、正しい失敗の伝え方、生かし方、大失敗の防ぎ方まで。
失敗を総合的にとらえた「失敗学」をやさしく解説する。
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