この書籍の内容

内容詳細

原書は、MIT(マサチューセッツ工科大学)の名物教授ギルバート・ストラング博士による珠玉の講義“18.06 Linear Algebra”で長年使われてきた講義テキストです。

暗記や演習の繰り返しを重視する他の線形代数の教科書とは一線を画し、その深奥にある数学の本質を学生たちに理解させるための構成が光る一冊です。

まずは簡単な「ベクトル」から始まり、徐々に、そして着実に「行列」さらに「部分空間」の説明へと向かいます。

「数」ではなく「行ベクトル」や「列ベクトル」に注目するストラング教授の工夫に満ちた教え方によって、学生たちはあたかも絵を見るように行列の演算を理解することでしょう。

その1つの到達点は、線形代数の核心的な概念である「4つの基本部分空間」の理解にあります。

本書第4版では、この概念をより効率よく学べるよう第3版の構成が大きく見直され、新たに挑戦問題も加わりました。

とはいえ、第2版までに培われた実績とノウハウ、そしてあまりにも豊富な例題や練習問題は健在です。

第7章までが基礎コース、それ以降は応用コースという位置づけですが、第8章だけで相当の数の応用例が示されています。

みんなのレビュー

まだレビューがありません