いまや世をあげてのインターネット大ブーム。
猫も杓子もネットサーフィンできなきゃ時代に遅れると強迫観念まがいの狂乱ぶり。
「ちょっと待ってほしい!」と異議をとなえるのがこの本。
たしかにインターネットには素晴らしい面がある。
だが、いま世間に喧伝されているのは、あまりにも誇張された物語ばかりだ。
インターネットで仕事が変わり、社会が変わり、世界が変わる―でも、本当にそうなんだろうか?ネットワーク歴15年にもなる著者は、いまのブームに危険なものを感じている。
このままでは、人と人との交流が薄まり、現実への関心がなくなって、社会の大切な部分が失われてしまう。
インターネットは、理想の楽園という幻想で満たされた、からっぽの洞窟なのだ...。
『カッコウはコンピュータに卵を産む』の著者がインターネット・ブームの危険な落とし穴を指摘。
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