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西暦2083年、ニューロロジカル社の共同経営者にして研究者のサマンサ・ウォーカーは、脳内に疑似神経を形成することで経験や感情を直接伝達する言語―ITP(Image Transfer Protocol)を開発していた。

ITP使用者が創造性をも兼ね備えることを証明すべく、サマンサはITPテキストによる仮想人格“wanna be”を誕生させ、創造性試験体として小説の執筆に従事させていた。

そんな矢先、自らも脳内にITP移植したサマンサは、その検査で余命半年であることが判明する。

残された日々を、ITP商品化への障壁である“感覚の平板化”の解決に捧げようとするサマンサ。

いっぽう“wanna be”は、徐々に彼女のための物語を語りはじめるが...『円環少女』の人気作家が挑む本格SFの野心作。

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